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今回の旬の野菜は5月に旬の「グリーンピース」です。

「グリーンピース」はえんどう

グリーンピースはその名の通り、マメ科の野菜です。和名はえんどうです。ほかにグリンピース、実えんどう、むき実えんどう、青えんどうとも呼ばれています。熟す前のえんどうを、むき実にして食べる「実えんどう」の仲間です。若いさやごと食べられるのはさやえんどうで、スナップえんどうも仲間になります。

食するようになったのは江戸時代から

日本へは中国から渡来し、奈良時代には既に日本にもえんどうが存在していたようです。渡来の年代は明らかではありませんが、平安時代の書物に登場する「乃良末女(のらまめ)」が文献に見られる最初の記載と考えられています。
以降、江戸時代までに、「園豆」「豌宋豆」「豌豆」などいくつかの記載が出てきています。また、明治以降に欧米経由で品質が優れた多くの品種が導入され、現在栽培されている品種のようです。
えんどう豆を食べるようになったのは江戸時代からで、収穫の初期にさやえんどうを食べ、次にグリーンピースを料理に使い、最後に完熟豆を穀物として収穫していました。

「グリーンピース」の栄養

豆は成熟すると種として用いられ、次世代を育てるという性質があります。そのためにエネルギー源となる糖質、たんぱく質が豊富で、栄養価が高いと言えます。
グリーンピースのたんぱく質は、米に少ないリジンという必須アミノ酸が豊富なところが特徴です。
米食の栄養価を高める意味もあります。また、食物繊維もトップクラスで、ごぼうのおよそ1.4倍あります。
食物繊維は水溶性と不溶性と分けられますが、多く含まれているのは不溶性になります。
ミネラルではカリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅など、ビタミンではカロテン、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸など多種類含まれています。
グリーンピースの香りが少し苦手という方もいらっしゃいますね。あの香りの成分はヘキサナールという、生の野菜や雑草にも含まれている物質になります。揮発性のため、少し長めに茹でると減少していきます。

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おいしい「グリーンピース」の選び方

さやに入ったものは、さやが緑色でハリがあり、ふっくらしていて実がよく入ったものを選びましょう。表面が白っぽいものは熟しすぎか古くなったものなので、硬くて味も落ちます。折れたり、黒ずんだりしていないものを。むいたものは、粒の大きさや色がよく揃っていて、新鮮な緑色のものがいいですね。さやから出して時間がたつと豆が硬くなるので、なるべくさや入りのものがおすすめです。

「グリーンピース」の調理方法

生のものは、時間が経つと硬くなるので、買ったらすぐ調理するようにしましょう。新鮮なグリーンピースを塩を入れた湯で沸騰したら中火で2-3分茹で、急に冷ますとシワができるので、茹で汁に水を細く流しながらゆっくり冷まします。1-2日で使いきれない場合は、保存パックに重ならないように並べて冷凍しましょう。
豆を茹でる時は、豆を外したさやも一緒に入れると香りよく茹であがります。豆ごはんを炊く時は、さやを入れて炊き、後で茹でた豆を加えると、色が鮮やかに仕上がります。
ご飯、炒め物、卵とじ、かき揚げなどに使ってもおいしいですね。スープ、煮物で煮汁とともに、色鮮やかな翡翠煮に。
やわらかく煮て、そのままつぶしてソースにして、肉・魚にかけても。甘く煮て、白玉だんごのあんにも使えます。ぜひ試してみてください。

参考文献
・とれたて大百科 JAグループホームページ https://life.ja-group.jp
・『七訂 食品成分表2016』 女子栄養大学出版部 2016
・『野菜の効用事典』 山口米子 大滝 緑 明治書院 2005
・『新・野菜の便利帳 健康編』 名取貴光 高橋書店 2016
・『新・野菜の便利帳 おいしい編』 板木利隆 高橋書店 2016
・『野菜の仕入れ事典』 瀬戸達和 旭屋出版 2008
・『地域食材大百科 第2巻』 農山漁村文化協会 2010

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WRITER

「グリーンピース」の栄養素や歴史【管理栄養士監修】5月の旬の野菜の栄養学

小山 幸子

現在は病院、クリニックでの食事サポート、調理実習のほか、食コラムの執筆等。 『この食事が、人生で最後の食事かもしれない』を、モットーに業務に携わっている。 メカオンチのあがり症。 高校卒業後、会社員として8年間勤務後、26歳で栄養士養成校へ。 教員より年上の生徒だった経験を持つ異色の栄養士。 毎日書道会 会友 (雅号:小山 桃花)

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