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今回の旬の野菜は7月に旬の「ゴーヤ」です。

ゴーヤの特徴はイボと苦み

ゴーヤはウリ科のニガウリ属の1年草です。他にツルレイシ、ニガウリ、ニガゴイ、ゴーヤー、ゴーラーなどと呼ばれています。
「レイシ」と、単に呼ばれることもありますが、「レイシ」はムクロジ科のレイシ属であるライチの別名で、中国からインドシナ半島を原産とする常緑小高木のことです。これを楊貴妃が好んで食べていたと伝えられていますが、ゴーヤをレイシと呼ぶのは誤りのようです。
学名にある「Momordica」とは、ラテン語で「噛んだ」の意味を持ちます。ゴーヤの種子の表皮が、葉で噛んだような模様に由来すると言われています。多くのイボがある表面と苦みが特徴です。、
緑色の未熟果を食用とします。熟すとオレンジ色になって、先端が避け、種子は赤い果肉に包まれた種があります。この赤い果肉は甘くて食べることができます。昔は水菓子代わりに食べられていました。種は洗って乾かし、いって食べます。

日本での本格的な普及は1990年代

原産地は熱帯アジアで日本には江戸時代に伝えられましたが、全国的に普及したのは1990年代に入ってからです。以前はゴーヤにつく害虫のウリミバエが本州に広まるのを防ぐため、沖縄からの出荷は制限されていましたが、1992から1993年にウリミバエの根絶により出荷制限が緩和されたとされています。それから一気にブームになったのです。

ゴーヤの栄養成分

独特の苦みは、フラボノイドの一種であるククルビタシン類やモモルデシンなどによるものです。この苦みで食欲増進に繋がっています。苦みが多いのは皮の部分です。皮をむいて苦みの調整はできますが、モモルデシンの他に、チャランチン、コロソリン酸といった成分が含まれています。
ビタミンCが抜群に多く、トマトの5倍含まれています。生でも食べられるので効率よくとり入れられます。また加熱しても、ゴーヤのビタミンCはほとんど減少しない利点もあります。また、カロテン、パントテン酸、カリウム、カルシウムなども豊富です。

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美味しいゴーヤの選び方と保存方法

イボイボがすき間なくつまっていて、しっかりとハリがあり、手に持った時に弾力があるもの。しんなりしているものは古いものになります。緑色が浅いものは苦みがマイルドです。品種によって、果実の長さや太さが異なります。
ポリ袋に入れたり、ペーパータオルや新聞紙などで包んで野菜室で冷蔵しましょう。種とわたをとった状態であれば、より長持ちします。

ゴーヤの調理方法

一般的には、たて二つ割に切って、種とわたをスプーンで取ってから調理します。
種やわたも食べられるので、口当たりが気にならないようなら、そのまま好きな大きさに切って使いましょう。
種はポリポリした食感がありリノレン酸が、わたにはビタミンCがたっぷり含まれて苦みがありません。
チャンプルーなどの炒め物、揚げ物、煮物、酢のもの、漬物、サラダ、ジュースにしてもおいしいです。そのまま丸ごと焼いて食べてもいいですね。卵にからめてピカタにしたり、肉詰めにしてもいいですね。味噌にも合いますので、試してみください。

参考文献
・とれたて大百科 JAグループホームページ https://life.ja-group.jp
・『七訂 食品成分表2016』 女子栄養大学出版部 2016
・『野菜の効用事典』 山口米子 大滝 緑 明治書院 2005
・『新・野菜の便利帳 健康編』 名取貴光 高橋書店 2016
・『新・野菜の便利帳 おいしい編』 板木利隆 高橋書店 2016
・『野菜の仕入れ事典』 瀬戸達和 旭屋出版 2008
・『機能性野菜の科学』 佐竹元吉 日刊工業新聞社 2016
・『地域食材大百科 第2巻』 農山漁村文化協会 2010

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みんなのコメント( 3

    • Eatreat 編集部
    • Eatreat 編集部
      360日前

      Eatreat編集部です!
      今回の旬の野菜は、にがうりとも呼ばれているゴーヤです。THE夏野菜!という感じですね。

      拍手 3

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「ゴーヤ」の栄養素や歴史【管理栄養士監修】7月の旬の野菜の栄養学

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