立ち眩みやめまいなど「貧血かな?」と思う症状がある人や自覚症状は全くないのに、健康診断で貧血と言われた人など、貧血はとても身近です。
今回は、知っているようで意外と知らない貧血について3回に分けて詳しくご紹介します。
貧血とは?
貧血は「赤血球あるいは赤血球に含まれるヘモグロビン(Hb)の量が減った状態」を言います。
赤血球は、血液中に含まれ酸素を全身に運ぶ役割をしています。
ヘモグロビンは赤血球を構成する成分の一つで、赤い色素のことです。ヘモグロビンは、酸素と結びついて、全身に酸素を運びます。
赤血球が減少したり、赤血球の色素であるヘモグロビンが減少したりすると、全身に十分な酸素を運ぶことができなくなり、息切れや動悸、めまいなどの貧血症状が現れます。